繧、》のように考えていた。彼はクリストフを午餐《ごさん》に招待した。クリストフは少しも遠慮のない態度で、彼の音楽上の作品をけなしたり、彼がハーモニュームでハイドンのアンダンテを台なしにすると、大声をたてたりして、すっかり彼を征服してしまった。それ以来二人はかなりしばしば談話を交えた。しかしもう音楽のことについては話さなかった。クリストフは少佐の音楽上の談話を聞いてもつまらなかった。それで話を好んで軍事上のことにもっていった。それは少佐の望むところだった。不幸な彼にとっては音楽は無理に求めた気晴らしだった。心の底では弱りきっていた。
彼の話はよくアフリカ戦役のことに落ちていった。ピサロやコルテスにふさわしいような途方もない冒険談だった。その驚くべき野蛮な叙事詩がふたたび生き上がってくるのを見て、クリストフは呆然《ぼうぜん》とした。そんな話を彼は少しも知らなかったし、またフランス人自身もたいていは知っていなかった。しかし実際その話によると、一群のフランス遠征者らが二十年もの間、勇気と巧妙な胆力と超人間的な精力とを費やしながら、未開の大陸のまん中に踏み迷い、黒人の軍隊に包囲され、もっとも基
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