、》さに、口をきくことを恐れる気分に、いつしかとらわれていって、わずかな行動もますますなしがたくなり、しだいに無言無為のうちに陥っていった。それをみずから感ずると、悲しくはあったが、しかしもう反抗しようとはしなかった。ところがクリストフと出会ったことは、彼にとって大なる支持となった。その隣人が示す年少気鋭な熱意や率直なやさしい同情は、また時としては不謹慎なその質問は、彼にとって非常にためになった。クリストフは彼を強《し》いて、生者の仲間に立ちもどらしめた。
電気職人のオーベルが、あるときクリストフの室で、この牧師と出会った。彼は牧師の姿を見るとびっくりした。嫌悪《けんお》の情をなかなか隠し得なかった。その最初の感情を押えたあとでもなお、この法服の男と顔を合わせると、いつもある気づまりな変な当惑を覚えた。彼にとっては、法服の男などはなんと言ってよいかわからない人物なのだった。それでも、教養ある人々と話をするうれしさから、反僧侶《はんそうりょ》主義の気持を制してしまった。彼はヴァトレー氏とコルネイユ師との間の親しげな調子に驚いた。民主的な牧師と貴族的な革命家とを見出したことにも、やはり同
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