Aあたかも鶏小屋の中へでも入れられたように押し縮められて、ときどき爆発しかけていた。友の落ち着いてる様が腹だたしかった。するとその友をいじめてやりたくなった。そしては逃げ出して自分と自分を疲らさなければならなかった。パリーの街路や郊外をうろつき回って、ぼんやり何かの冒険を求め歩いた。そして時にはそれにぶつかった。悪い奴に出っくわして満ちあふれた力を喧嘩《けんか》に費やしてしまうようなことでも、彼には平気だったろう……。オリヴィエは憐《あわ》れな健康と肉体の弱さとのために、そのことを理解しかねた。がクリストフ自身にもよくわかってはいなかった。疲れ多い夢から覚《さ》めるように、それらの迷蒙《めいもう》から眼を覚ました――自分のしたことや、これからまだしかねないことなどが、やや恥ずかしくもあり不安でもあった。しかしその狂乱の突風が吹き去ると、あたかも雷雨のあとの広い洗われた空のように、あらゆる穢《けが》れから清められ朗らかになり主権者となった自分自身を、彼はふたたび見出すのだった。オリヴィエにたいしては前よりいっそうやさしくなり、苦しみをかけたことを心痛していた。二人がなんでちょいちょい争い
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