ってる、耄碌《もうろく》した貴族どもで、自分の近代主義を証明するためには、流行の小説や芝居の中で演ぜさせられる屈辱的な役目を喜び、侮辱する者らの御|機嫌《きげん》を取ってるという奴どもです。何にも読まず、何にも理解せず、何にも学ぼうとせず、ただいたずらに苦々《にがにが》しい無用な悪口を言うことばかりを知ってる、癇癪《かんしゃく》もちの俗輩です。――その熱情と言ったら、ただ眠ることだけです。ためこんだ金嚢《かねぶくろ》の上にぐっすり寝込んで、眠りの邪魔になるような者を憎み、または働いてる者をも憎むんです。なぜなら、自分たちが眠ってる間に他人が動きまわってることは、彼らの邪魔になるからです。……もし君がそういう連中をよく知ったら、君はわれわれの方に同情を寄せてくれるようになるでしょう。」しかしクリストフは、両者いずれにたいしても大なる嫌忌《けんき》の念を感ずるのみだった。なぜなら彼は、被迫害者の下劣さは迫害者の下劣さを許してやる口実になろうとは考えなかったから。彼はストゥヴァン家で、富裕な不機嫌《ふきげん》なこの中流市民の典型的人物にしばしば出会っていた。ルーサンは彼らのことをこう彼に言っ
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