は、リュシアン・レヴィー・クールがこの仲間であることを認めた。リュシアン・レヴィー・クールが社会主義者だと聞いてもあまり驚きはしなかった。社会主義の成功が確かなので、リュシアン・レヴィー・クールはそれに加担したのだと、単純に考えた。しかし、リュシアン・レヴィー・クールが反対党の陣営にも同じく顔出しをするような策を取ってるのを、彼は今まで知らなかった。レヴィー・クールはそこで、政治および芸術上の最も反自由思想家たる人々と、反ユダヤ主義の人々とまで、うまく交誼《こうぎ》を結んでいた。クリストフはアシル・ルーサンに尋ねた。
「どうしてあなたはあんな男を仲間にしておくのですか。」
ルーサンは答えた。
「なかなか才があるですからね。それに彼はわれわれのために働いてくれてるんです。旧世界を破壊してくれてるんです。」
「破壊しているのは私もよく知っています。」とクリストフは言った。「しかしあまりよく破壊するので、なんで建て直したらいいかわからなくなりはしませんか。あなたの新しい家のために彼が十分の材料を残してくれるだろうと、あなたは信じていられるのですか。あなたの普請《ふしん》場にはもう虫がくいこ
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