な若い娘が、どうしてかかる連中といっしょになるのを喜ぶことができるのか、クリストフには了解がいかなかった。……クリストフは少しも人の心理に通じていなかった。リュシアン・レヴィー・クールの方がはるかによく通じていた。クリストフはコレットの信頼者であったが、コレットはリュシアン・レヴィー・クールの信頼者であった。すなわち彼女はレヴィー・クールにたいして大なる優越をもっていた。自分より弱い男を相手にしてると思うことは、女にとっては気持のいいことである。女はそこに二つのものを同時にみずから満足させる、自分のうちにあるよくないものと、よい方のものすなわち母性的本能とを。リュシアン・レヴィー・クールはそれをよく知っていた。女の心を動かす最も確実な方法の一つは、この秘密な急所を突くことである。その上にコレットは、あまり自慢にもしていないがしかししりぞけようともしていない種々の本能をもっていて、自分を弱々しくまたかなり卑怯《ひきょう》に感じていた。それで、親しい男の厚かましく組み立てられた告白を聞いて、他人も自分と同様であると考え、人間的性質はそのままに容認するがいいと考えるのは、彼女にとってうれしい
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