だった。そして彼の反抗の目的は、生命だった、来たるべき幾世紀間にわたる豊饒《ほうじょう》な巨大な生命だった。ところがこれらの人々にあっては、すべてが無益な享楽のみに向かっていた。無益、無益。それが謎《なぞ》を解く鍵《かぎ》であった。思想と官能との不妊的な放蕩《ほうとう》。機才と技巧とに富んだはなやかな芸術――確かに美しくはある形式、外国の影響を受けてもなお巍然《ぎぜん》とそびえてる美の伝統――芝居としての一つの芝居、文体としての一つの文体、おのれの業《わざ》をよく知ってる作者、書くことを知ってる著作者、かつて強健であった芸術の、思想の、かなり美しい骸骨《がいこつ》。が要するに骸骨だった。音色のよい言葉、響きのよい文句、空虚の中でぶつかり合う諸観念の金属性な軋《きし》り、機知と戯れ、肉感の纏綿《てんめん》してる頭脳、理屈っぽい感覚。すべてそれらのものは、なんの役にもたっていなかった、利己的な享楽以外にはなんの役にもたっていなかった。死へ向かいつつあった。全ヨーロッパがひそかに観察し――喜んで――いる、フランスの恐るべき人口減少と類似の現象だった。多くの才と知力とが、多くの精練された官能が
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