とらしい感激や、言葉身振り態度の仰々《ぎょうぎょう》しい虚偽などに、彼はいかにも恥ずかしい気がして、管絃楽を指揮しながらも時々、指揮棒を振り上げる力がなくなるほどだった。黒ん坊の穴へ身を隠したいほどだった。彼はあまりに率直であまりに策略がなかったので、自分の考えを隠し得なかった。友人らも役者らも作者も、皆彼の考えを見て取った。ヘルムートは苦笑を浮かべて彼に言った。
「これは君の気に入らないようですね。」
 クリストフは正直に答えた。
「ほんとうのところを言えば、気に入らないんです。僕には意味がわかりません。」
「では作曲するのにも読まなかったんですか。」
「読みました。」とクリストフは無邪気に言った。「しかし僕は思い違いしていたんです。他のことを考えていたんです。」
「ではその考えを自分で書くとよかったんです。」
「ほんとに、僕が書くことができるんだったら!」とクリストフは言った。
 詩人はむっとして、腹癒《はらい》せに音楽を批評した。邪魔な音楽で詩句を聞かせる妨げになると不平を並べた。
 詩人は音楽家を理解しなかったし、音楽家は詩人を理解しなかったが、役者らの方でもまた音楽家をも詩人
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