、自分の恥ずかしいこと、凡庸なこと、卑劣なこと、誓いを破ったこと、などを話した。
「叔父さん、どうしたらいいでしょう? 僕は望んだ、たたかった。そして一年たっても、やはり前と同じ所にいる。いや同じ所にもいない! 退歩してしまった。僕はなんの役にもたたない、なんの役にもたたないんです。生活を駄目《だめ》にしてしまったんです、誓いにそむいたんです!……」
 二人は町を見晴す丘に上りかけていた。ゴットフリートはやさしく言った。
「そんなことはこんどきりじゃないよ。人は望むとおりのことができるものではない。望む、また生きる、それは別々だ。くよくよするもんじゃない。肝腎《かんじん》なことは、ねえ、望んだり生きたりするのに飽きないことだ。その他のことは私たちの知ったことじゃない。」
 クリストフは絶望的にくり返した。
「僕は誓いに背いたんです!」
「聞こえるかい?……」とゴットフリートは言った。
 (田舎《いなか》で鶏が鳴いていた。)
「あの鶏《とり》も皆、誓いに背いただれかのためにも歌ってるんだ。私たちのめいめいのために、毎朝歌ってくれる。」
「もう僕のために、」とクリストフは切なげに言った、「
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