地へ帰って来たことがなかった。いつもその不在が次第に長くなっていた。でクリストフはたいへん喜んで彼を呼びかけた。重荷の下に前かがみになってるゴットフリートは、ふり返った。そして大|袈裟《げさ》な身振りをやってるクリストフの姿を見、ある標石の上にすわって、待ち受けた。クリストフは元気な顔つきをし、飛びはねながら近寄っていった。そしてたいへんなつかしい様子を示して叔父の手をうち振った。ゴットフリートは長い間彼を見つめて、それから言った。
「今晩は、メルキオルさん。」
 クリストフは叔父が間違えたのだと思った。そして笑いだした。
「かわいそうに耄碌《もうろく》したんだな、」と彼は考えた、「記憶《おぼえ》がないんだな。」
 ゴットフリートは実際、老いぼれ萎《しな》び縮みいじけた様子をしていた。かすかな短い小さな息をしていた。クリストフはやたらにしゃべりつづけた。ゴットフリートは梱《こり》をまた肩にかつぎ、黙って歩きだした。身振りをし大声にしゃべりたててるクリストフと、咳《せき》をしながら黙ってるゴットフリートとは、相並んで帰りかけた。そしてクリストフに呼びかけられると、ゴットフリートは彼をやは
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