《のどぼとけ》の所まで引き上げた。それは真剣になった様子を充分に示す身振りだった。そして言った。
「だが、つまりお前のやり方は悧巧《りこう》だったかも知れねえ。職人が明日穴でもふさぎに来れば、そこに死人が捨てられてるのをきっと見つける。そうすりゃあ、それからそれと糸をたぐって跡をかぎつけ、お前の身におよんでくる。下水道の中を通った奴《やつ》がいる。それはだれだ、どこから出たんだ、出るのを見た者があるか? なんて警察はなかなか抜け目がねえからな。下水道は裏切って、お前を密告する。死人なんていう拾い物は珍しいし、人の目をひく。だから下水道を仕事に使う奴はあまりいねえ。ところが川とくりゃあ、だれでも使ってる。川はまったく墓場だからな。一月もたってから、サン・クルーの網に死体がひっかかる。そうなりゃあかまったこたあねえ。身体は腐ってらあ。だれがこの男を殺したか、パリーが殺したんだ、てなことになる。警察だってろくに調べやしねえ。つまりお前は上手にやったわけだ。」
 テナルディエがしゃべればしゃべるほど、ジャン・ヴァルジャンはますます黙り込んだ。テナルディエはまた彼の肩を押し動かした。
「さあ用事
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