白さでなお見分けることができていた。法廷は一人の男を白州に引き立てた。その男はアルトア伯爵がノートル・ダーム寺院にはいってゆくのを見て、声高く言ったのである。「ああボナパルトとタルマとが互いに腕を組んで練兵場にはいってゆくのを見られた時代がなつかしい[#「ああボナパルトとタルマとが互いに腕を組んで練兵場にはいってゆくのを見られた時代がなつかしい」に傍点]。」それは挑発的な言葉であった。で六カ月牢にはいった。反逆人らはボタンをはずして何も隠さなかった。戦いの前日敵に通じた者らは、受けた報酬を少しも隠さないで、卑しい財宝と位階とに包まれて白日の下をはばかり気もなくのさばり歩いていた。リニーやカトル・ブラの脱走兵らは、その卑劣の報酬を受けて、王に対する彼らの忠誠を臆面《おくめん》もなくすっかり見せかけていた。彼らは皆、イギリスの共同便所の内側の壁に書かれてることを忘れているのであった、「出る前に服装を整えられたし[#「出る前に服装を整えられたし」に傍点]。」
以上雑多なことは、今日はもう忘れられているが、一八一七年から雑然と浮き出してくるところのものである。歴史はこれらの特殊な事がらをほと
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