エス・キリストの神性について、医学校の階段教室で互いに論争してなぐり合うほどだった。一方の目で創世記を見、他方の目で自然を見ているキュヴィエは、化石を創世記の原文と比べてみたり、象鼻動物をしてモーゼのことをほめ称《たた》えさしたりしながら、妄信的《もうしんてき》反動に媚《こび》を呈していた。パルマンティエの記録のほむべき研究家たるフランソア・ド・ヌーシャトー氏は、ポンム[#「ポンム」に傍点]・ド[#「ド」に傍点]・テール[#「テール」に傍点](馬鈴薯《ばれいしょ》)をパルマンティエール[#「パルマンティエール」に傍点]と一般に言わせようとして、大層な努力をしていたが、それに成功しなかった。グレゴアール師は、もと司教であり、もと民約議会員であり、もと元老院議員であったが、王党の論戦において「破廉恥なるグレゴアール」の状態に陥っていた。ここにわれわれが使った「の状態に陥る[#「の状態に陥る」に傍点]」という言い方は、ロアイエ・コラール氏によって新語法として指摘せられていた。イエナ橋の第三の橋弧の下には、ブリューヘルが橋を爆発させんために穿《うが》った火薬坑を二年前にふさいだ新しい石を、その
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