を私と同じ程面白がつて飲んで下すつた。良人《をつと》の異父兄の大都城《だいとじやう》さんが修《しう》さんと一緒に来た。二階へ上《あが》つた時今度空いた向ひの小《ちひさ》い家へ移ることを修さんに諷《ふう》された。古尾谷さんに教へて貰つたが今日《けふ》はよく覚えられた。



底本:「文章世界」博文館
   1912(明治45)年4月号
※「旧字、旧仮名で書かれた作品を、現代表記にあらためる際の作業指針」に基づいて、底本の旧字を新字にあらためました。
※底本の総ルビを、パラルビにあらためました。
※本作品中には、身体的・精神的資質、職業、地域、階層、民族などに関する不適切な表現が見られます。しかし、作品の時代背景と価値、加えて、作者の抱えた限界を読者自身が認識することの意義を考慮し、底本のままとしました。(青空文庫)
入力:武田秀男
校正:門田裕志
2003年2月16日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
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