な読本が出来上り、これに依って国民の感情教育が非常に退化させられていると思います。私はこの見地から、国語読本や修身読本の国民化を望み、現代の国民的文学者をその編纂に参加させて、完全なる口語体を以て統一的に改修して頂くことを中橋文相に御相談します。(一九一九年四月二十五日)
[#地より1字上げ](『中央公論』一九一九年五月)



底本:「与謝野晶子評論集」岩波文庫、岩波書店
   1985(昭和60)年8月16日初版発行
   1994(平成6年)年6月6日10刷発行
底本の親本:「激動の中を行く」アルス
   1919(大正8)年8月初版発行
入力:Nana ohbe
校正:門田裕志
2002年5月14日作成
青空文庫ファイル:
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