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【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)平中《へいちゆう》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)平中|病付《やみつき》にけり

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「りっしんべん+淌のつくり」、第3水準1−84−54]
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平中《へいちゆう》といふ色ごのみにて、宮仕人《みやづかへびと》はさらなり、人の女《むすめ》など忍びて見
ぬはなかりけり。
[#ここで字下げ終わり]
[#地から3字上げ]宇治拾遺物語
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何《いか》でかこの人に不会《あは》では止まむと思ひ迷ける程に、平中|病付《やみつき》にけり。
然《しかうし》て悩《なやみ》ける程に死《しに》にけり。
[#ここで字下げ終わり]
[#地から3字上げ]今昔物語
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色を好むといふは、かやうのふるまひなり。
[#ここで字下げ終わり]
[#地から3字上げ]十訓抄

     一 画姿

 泰平《たいへい》の時代にふさはしい、優美なき
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