る。寝て待つてゐるが果報はなかなか来ない。
書くことを書いてしまつたような気がする、読みかへしてみたが、これが私の書かうとしたことなのかどうかわからなくなつた。――読みかへしたのがわるい。書くことを書いてしまつたやうな気がしたゞけでいい。
[#地付き](詩神第五巻第一号 昭和4年1月発行)
底本:「尾形亀之助詩集」現代詩文庫、思潮社
1975(昭和50)年6月10日初版第1刷
1980(昭和55)年10月1日第3刷
初出:「詩神 第五巻第一号」
1929(昭和4)年1月
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:高柳典子
校正:鈴木厚司
2006年9月12日作成
青空文庫作成ファイル:
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