……」
 さう独り言のやうに呟いた。
 志津は水を汲むために坂を下りて行った。
 お盆は明後日に迫ってゐた。
[#地から6字上げ]一九三〇・一二
[#地から3字上げ](「つばさ」第二巻 第四号)



底本:「定本金田千鶴全集」短歌新聞社
   1991(平成3)年8月20日発行
初出:「つばさ 第二巻第四号」つばさ発行所
   1931(昭和6)年4月1日
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:林 幸雄
校正:土屋隆
2009年3月26日作成
青空文庫作成ファイル:
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