女王にちがいない。よく気をつけなさいよ。わたしたちがそばにいないときには、どんな人だって、家にいれないようにするんですよ。」と。
 わるい女王の方では、家にかえってくると、すぐ鏡《かがみ》の前にいって、たずねました。
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「鏡や、鏡、壁《かべ》にかかっている鏡よ。
 国じゅうで、だれがいちばんうつくしいか、いっておくれ。」
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 すると、鏡は、正直《しょうじき》にまえとおなじに答えました。
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「女王さま、ここでは、あなたがいちばんうつくしい。
 けれども、いくつも山こした、
 七人の小人《こびと》の家にいる白雪姫は、
 まだ千ばいもうつくしい。」
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と、このことを女王さまがきいたときには、からだじゅうの血《ち》がいっぺんに、胸《むね》によってきたかと思うくらいおどろいてしまいました。白雪姫が、また生きかえったということを知ったからです。
「だが、こんどこそは、おまえを、ほんとうにころしてしまうようなことを工夫《くふう》してやるぞ。」そういって、じぶんの知っている魔法《まほう》をつかって、一つの毒《ど
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