。ラム・ダスは話すたびに、こんなこともございましたよと、その子の生活の惨めな事実を見付けて来るのでした。ラム・ダスはまた、屋根を伝って行けば、造作なく天窓からその子の部屋に入れるということも話しました。で、そこからすべての計画が始まったわけでした。
「旦那様!」と、ある日ラム・ダスは申しました。「あの子が使に出た留守に、屋根から入って、あの子の部屋に火をおこしておいてやることも出来ると存じます。あの子は濡れ凍えて帰って来て、火を見ると、きっと留守の間に魔法使がおこしておいてくれたのだと思うでございましょう。」
 この思いつきは、非常に奇抜でしたので、カリスフォド氏も、暗い顔に輝かしい微笑を湛えたほどでした。それを見ると、ラム・ダスは夢中になって、火をおこす他に、これこれのこともやろうと思えば造作なく出来ます、と主人に話しました。ラム・ダスの思いつきや計画は、子供じみていて愉快でした。それを実行する準備に忙しかったので、いつもは退屈な永い日が、愉快に飛びすぎて行くようでした。折角の饗宴を、始めない先にミンチン先生に見付けられたあの晩は、ラムダスは持って行くものをすっかり自分の部屋に用意し
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