えた話をすると、ますます心を動かされたようでした。ラム・ダスは、屋根裏部屋の中の様子を、目に見えるように話しました。その話を聞くと、カリスフォド氏は大屋敷の主人にいいました。
「カアマイクル君、この近所には、そんなひどい屋根裏がきっとたくさんあるのだろうね。そして、たくさんの惨めな少女達は、そんな堅い寝床にねているわけだね。それなのに、私は枕の上に身を投げて、財産という重荷に犇《ひし》がれ、悩まされぬいているのだ。しかも、その財産というのは、大部分私のものじゃアないのだ。」
「いや、しかし。」カアマイクル氏は元気づけるようにいいました。「そう自分ばかり責めるのは、早く止《や》めた方が、あなたのためにいいですよ。たとい貴方が、全印度の富をことごとく持ってらしったところで、世の中から災《わざわい》をなくすわけにはいかないでしょう。この近所の屋根裏部屋をことごとく改築したところで、他の方面の屋根裏部屋は、やはり惨めな状態にあるということになりますからな。それまで改築しようっていうのは、無理ですよ。」
カリスフォド氏は、炉の火をみつめて坐ったまま、爪を噛んでいました。
「どうだね。あの例の子
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