ゃないの。
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間。
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鉄風 (唸る)――。
美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11] (英雄的に微笑《ほほえ》んで)そうじゃないわ。母さん。
鉄風 (諏訪に話す機会を与えずに)実は……なんだ、未納の奴、須貝と一緒にして欲しいらしいんだ。それで……俺としては……しかしほんとかね、お前それで構わないのか。
美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11] ちっとも構わないわ、お父さん。妾だって賛成だわ、丁度いいじゃありませんの。二人は仲良しだし、ほんとに仲がいいんだから。
鉄風 お前がそう言うから、それに間違いないだろう。それじゃァ、この話は、ちっとも難しいことはないわけだね。
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諏訪、落ちつかない。
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鉄風 (諏訪に)お前だって、別に考はないんだろう。じゃあ、それでいいんだな。後はただ……。
諏訪 このお茶は、すっかり冷えて了ったわ。
鉄風 (美※[#「にんべん+予」、第3水準1−14−11]に)だけど、俺は順序として、出来ればお前の方からはっきりしておきたいと思ったんだ。母さんがいい
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