》に遊び歩いていても、二人の中《うち》の何方《どっち》かは運命の頸環に見放された野犬であるかも知れない。
「おい、君。そこらで酒でも飲もう」と、友人はいった。



底本:「岡本綺堂随筆集」岩波文庫、岩波書店
   2007(平成19)年10月16日第1刷発行
   2008(平成20)年5月23日第4刷発行
底本の親本:「五色筆」南人社
   1917(大正6)年11月初版発行
初出:「木太刀」
   1911(明治44)年12月、1912(明治45)年1月号
入力:川山隆
校正:noriko saito
2008年11月29日作成
青空文庫作成ファイル:
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