四又《よまた》の百合《ゆり》
宮沢賢治
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【テキスト中に現れる記号について】
《》:ルビ
(例)四又《よまた》の百合《ゆり》
|:ルビの付いていない漢字とルビの付く漢字の境の記号
(例)一|軒《けん》
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(数字は、底本のページと行数)
(例)正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−5]知
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「正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−5]知《しょうへんち》はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河《かわ》をおわたりになってこの町にいらっしゃるそうだ」
こう言《い》う語《ご》がすきとおった風といっしょにハームキャの城《しろ》の家々にしみわたりました。
みんなはまるで子供《こども》のようにいそいそしてしまいました。なぜなら町の人たちは永《なが》い間どんなに正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−9]知《しょうへんち》のその町に来るのを望《のぞ》んでいたかしれないのです。それにまた町からたくさんの人たちが正※[#
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