「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−10]知《しょうへんち》のとこへ行ってお弟子《でし》になっていたのです。
 「正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−11]知《しょうへんち》はあしたの朝の七時ごろヒームキャの河《かわ》をおわたりになってこの町にいらっしゃるそうだ」
 みんなは思いました、正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−13]知《しょうへんち》はどんなお顔いろでそのお眼《め》はどんなだろう、噂《うわさ》の通り紺《こん》いろの蓮華《れんげ》のはなびらのような瞳《ひとみ》をしていなさるだろうか、お指《ゆび》の爪《つめ》はほんとうに赤銅《しゃくどう》いろに光るだろうか、また町から行った人たちが正※[#「※」は「偏」のにんべんが行にんべん、第3水準1−84−34、81−15]知《しょうへんち》とどんなことを言いどんななりをしているだろう、もうみんなはまるで子供《こども》のようにいそいそして、まず自分の家をきちんとととのえ、それから表へ出て通りをきれいに掃除《そうじ》しました。あっち
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