川の向《む》こうの青い林のこっちにかすかな黄金《きん》いろがぽっと虹《にじ》のようにのぼるのが見えました。みんなは地にひれふしました。王もまた砂《すな》にひざまずきました。
 二|億年《おくねん》ばかり前どこかであったことのような気がします。



底本:「銀河鉄道の夜」角川文庫、角川書店
   1969(昭和44)年7月20日改版初版発行
   1993(平成5)年6月20日改版71版発行
入力:薦田佳子
校正:平野彩子
2000年8月25日公開
青空文庫作成ファイル:
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