れち》にとぼとぼ歩き出しました。私もまた、丁度《ちょうど》その反対の方の、さびしい石原を合掌したまま進みました。
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●入力者注
※1 流沙=中国のタクラマカン砂漠を指す。
※2 沙車=タクラマカン砂漠にあったといわれる古代の都市。
※3 眷属=一族の意味。
※4 外道=他教の信者の意味。仏教徒が他教の信者を指す際に使う。
※5 天山=中国・キルギスタンの国境近くにある山脈を指す。
※6 善逝=梵語で、悟りに到達した者の意味。
※7 無上菩提=無上はこの上ない、菩提は悟りのこと。
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底本:「インドラの網」角川文庫、角川書店
   1996(平成8)年6月20日再版
底本の親本:「新校本 宮澤賢治全集」筑摩書房
   1995(平成7)年5月発行
入力:浜野智 
校正:浜野智 
1999年7月26日公開
2001年10月1日修正
青空文庫作成ファイル:
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