くようにして昇って来る煙は、まじり合って一つになりました。その洞穴《ほらあな》は、ペガッサスとその乗り手の直下、約千フィートほどのところにありました。重そうに立ち昇って来るその煙は、いやな、硫黄臭い、息のつまりそうな臭《にお》いがして、ペガッサスは鼻を鳴らし、ビレラフォンはくさめをしました。それに、いつもこの上なくきれいな空気ばかり吸いなれているペガッサスにとっては、あまり気持が悪かったので、彼は翼をあおって、そのいやな煙の辺から半マイルも飛びのきました。
しかし、あとを振り返って見て、ビレラフォンは何か目についたとみえて、まず手綱をしぼり、つづいてぐるっとペガッサスの向きを変えました。彼が合図をすると、ペガッサスはそれを解して、ゆっくりと空中を舞下って、とうとう彼の蹄《ひづめ》が谷底の岩から人間の高さほどもないところまでおりて行きました。前方、石を投げたら届くほどのところに、三すじの巻き昇る煙を吹いている洞穴《ほらあな》の口がありました。そして、そのほかに、ビレラフォンはそこに何を見たでしょう?
その洞穴《ほらあな》の中には、奇妙な、おそろしい動物が、からだを丸くして、ごちゃごち
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