發明《だいはつめい》――一|大《だい》帆走船《ほまへせん》――三十七|名《めい》の水兵《すゐへい》――化學用《くわがくよう》藥品《やくひん》、是等《これら》から思《おも》ひ合《あは》せると朧《おぼろ》ながらも想像《さうぞう》の出來《でき》ぬ事《こと》はない。今《いま》や世界《せかい》の各國《かくこく》は互《たがひ》に兵《へい》を練《ね》り武《ぶ》を磨《みが》き、特《こと》に海軍力《かいぐんりよく》には全力《ぜんりよく》を盡《つく》して英佛露獨《エイフツロドク》、我《われ》劣《をと》らじと權勢《けんせい》を爭《あらそ》つて居《を》る、而《しか》して目今《もくこん》其《その》權力《けんりよく》爭議《さふぎ》の中心點《ちゆうしんてん》は多《おほ》く東洋《とうやう》の天地《てんち》で、支那《シナ》の如《ごと》き朝鮮《テウセン》の如《ごと》きは絶《た》えず其《その》侵害《しんがい》を蒙《かふむ》りつゝある、此時《このとき》に當《あた》つて、東洋《とうやう》の覇國《はこく》ともいふ可《べ》き我《わが》大日本帝國《だいにつぽんていこく》は其《その》負《お》ふ處《ところ》實《じつ》に重《おも》く一|方
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