ゆんせい》後《ご》、製造《せいぞう》に着手《かゝ》らうと仰《おつ》しやつて居《い》るのだが、海底戰鬪艇《かいていせんとうてい》が出來上《できあが》つた上《うへ》は、一日《いちにち》も速《はや》く日本《につぽん》へ歸《かへ》つた方《ほう》がいゝ、それで、なんと、貴方《あなた》はやつて見《み》る御决心《ごけつしん》はありませんか、若《も》し貴方《あなた》が主任者《しゆにんしや》となつて、一生懸命《いつしやうけんめい》にやる積《つもり》なら、私共《わたくしども》も二三|人宛《にんづゝ》は休息時間《きうそくじかん》を廢《はい》しても、交《かわ》る/″\行《い》つて働《はたら》きますぞ、すると海底戰鬪艇《かいていせんたうてい》の竣工《しゆんこう》する頃《ころ》には、鐵檻《てつおり》の車《くるま》も出來上《できあが》つて、私共《わたくしども》は直《す》ぐ其《そ》れに乘込《のりこ》んで、深山《しんざん》の奧《おく》へ行《い》つて、立派《りつぱ》に紀念塔《きねんたう》を建《た》てゝ來《く》るのだ。』
『愉快《ゆくわい》々々。』と私《わたくし》は兩手《りようて》を擧《あ》げた。櫻木海軍大佐《さくらぎかいぐんたいさ》は微笑《びせう》を帶《お》びて私《わたくし》に向《むか》ひ
『君《きみ》は進《すゝ》んで、此《この》任務《にんむ》を擔當《たんたう》しますか。』
『やります。』と私《わたくし》は斷言《だんげん》した。
自動冐險鐵車《じどうぼうけんてつしや》! あゝ此《この》前代未聞《ぜんだいみもん》なる鐵車《てつしや》の製造《せいざう》は、隨分《ぜいぶん》容易《ようゐ》な事《こと》ではあるまい。然《しか》し、私《わたくし》も一個《いつこ》の男子《だんし》である。之《これ》から二|年《ねん》九ヶ|月《げつ》の間《あひだ》、大佐等《たいさら》はかの驚《おどろ》く可《べ》き海底戰鬪艇《かいていせんとうてい》の工作《こうさく》に着手《ちやくしゆ》して居《を》る間《あひだ》、私《わたくし》の心身《しんしん》を込《こ》めて從事《じうじ》したら、何《な》んの出來《でき》ぬ事《こと》があらう。やるやる見事《みごと》にやつて見《み》せる。
櫻木大佐《さくらぎたいさ》は痛《いた》く打悦《うちよろこ》び、
『君《きみ》に其《その》决心《けつしん》があるなら屹度《きつと》出來《でき》ます、鐵車《てつしや》の製造所
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