、どうしても払うことの出来ない、人世の果敢《はかな》さというものについて考えさせられた。
 そしてまた想《おも》って見た。真の幸福をつかむものには寂しさがあろうかと――。



底本:「新編 近代美人伝(下)」岩波文庫、岩波書店
   1985(昭和60)年12月16日第1刷発行
   1993(平成5)年8月18日第4刷発行
底本の親本:「婦人公論」
   1938(昭和13)年4月
初出:「婦人公論」
   1938(昭和13)年4月
入力:門田裕志
校正:noriko saito
2007年4月10日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全22ページ中22ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
長谷川 時雨 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング