鳴雪自叙伝
内藤鳴雪

−−
【テキスト中に現れる記号について】

《》:ルビ
(例)八十《やそ》

|:ルビの付く文字列の始まりを特定する記号
(例)最初|沼波瓊音《ぬなみけいおん》氏の

[#]:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定
   (数字は、JIS X 0213の面区点番号、または底本のページと行数)
(例)※[#「にんべん+戔」、76−7]収

/\:二倍の踊り字(「く」を縦に長くしたような形の繰り返し記号)
(例)石ころ/\と
*濁点付きの二倍の踊り字は「/″\」
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    緒言

[#ここから改行天付き、折り返して1字下げ]
一 この自叙伝は、最初|沼波瓊音《ぬなみけいおん》氏の「俳味」に連載されしが、同誌の廃止後、織田枯山楼氏の「俳諧文学」にその「俳味」に載りしものと共に終結までを連載された所のもので、今般それを一冊子として岡村書店より発行せらるることとなったのである。
二 誌の毎号の発行に当り、余は記憶に捜って話しつつ筆記してもらい、それをいささか修正したるものに過ぎぬから、遺漏も多く記憶違いも少なかるまい。しかし大概は余が七十六歳までの経歴の要項を
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