信じられている――別の二種の詩の定義と、この最後に提出された新定義とを、左に並列して書いてみよう。
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A、詩とは形式韻文である。
B、詩とは音律を本位とする文学である。
C、詩とは情象する文学である。
[#ここで字下げ終わり]
 三種の中で、何れが果して真であるかは、読者の比較と判断に任すのみだ。しかし注意しておきたいのは、この中でAが最も狭義であり、Bがやや広く、Cが最も広義であるということである。詳説すれば、Aの中にはBもCも包括されない故に、諸君にしてもしAを選べば、自由詩や散文詩やは、勿論《もちろん》「詩」の仲間に這入《はい》れなくなる。然るにBはより[#「より」に傍点]広義である故に、この中には定律詩も自由詩も、共に両方を包括され得るだろう。しかしながら近来の或る特殊の詩、例えば未来派等の或る者に見る*絵画風な詩は、やはり「詩」の範疇《はんちゅう》の外に逐《お》い出される。なぜならばこの種の者には、音律が殆《ほと》んどなく、かつそれを本位にしていないからだ。ただ最後に、第三のCを定義する限り、すべて一切の新しい詩が、残らず皆完全に包括されることができるの
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