達せしめましたならば靜岡の稻取同樣谷中村に越す村がないと云ふことを諸君に斷言する、斯る良い村だから取りたい、之を諸君に御訴へ申した以上は明日倒れましても、私は先づ安心致しますから、直ちに是より又歸つて谷中村に參るのでございます、色々申上げたいことは限りございませぬが、もう如何にも胸が張り裂ける計りでございます、どうか此要點々々に付きまして御記憶を偏に諸君に御願ひ申す次第でございます。(拍手大喝采)
[#地から1字上げ]〔「新紀元」第七号 明治三九年五月一○日〕



底本:「田中正造全集 第三巻」岩波書店
   1979(昭和54)年1月19日発行
底本の親本:「新紀元」第七号
   1906(明治39)年5月10日
初出:新紀元社、例会に於ける演説
   1906(明治39)年4月22日
※「貯水池」と「貯水地」の混在は、底本通りにしました。
※底本は、疑わしいと思われる箇所の右脇に、正しいと思われる形を、ルビのように注記しています。
※底本は、物を数える際や地名などに用いる「ヶ」(区点番号5−86)を、大振りにつくっています。
入力:林 幸雄
校正:富田倫生
2003年5月13日作成
青空文庫作成ファイル:
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