@gentle−men! I am very glad to have an opportunity to speak my thought of our Christ……" とはじめた。
 恐ろしい声だった。精力に充溢した声だった。室中の硝子がびり/\慄える程大きい声であった。その大きい声の言葉をK氏の貧弱な乾からびたような声が日本語に通弁した。
「エス・クリストは学者ではなかった。エス・クリストは国家要路の大臣、軍人ではなかった。無論、彼は貴族でもなく金持でもなかった。彼は貧しい、地位もなく財宝もなく真に地上の、物質的富においては何一つ誇るべきものを持たない一青年に過ぎなかったのであります。ユダヤの一大工の子。そうです、真に一大工の子でした。彼が長い放浪と苦悶の旅の後にようやく彼自身のうちに神の子の自覚と確信が充実し、新しい人類への救済、神の国の信仰が完成して、もういても立ってもおれず、大地より湧出する火焔のような精神に充されて『神の国は近づけり』と言わずにいられなかったのがようやく三十歳の時でありました。その時のエス・クリストの内的高揚と充実とを吾々の(Our American)体
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