びに、大木はゆさりゆさりと動いて、こずえは嵐《あらし》のごとく一|左《さ》一|右《ゆう》した。
怪獣はラマという動物でらくだの属《ぞく》であるが、らくだほど大きくない。これを飼養《しよう》してならせばうまの代用になる。
「ラマだよ」
とドノバンは笑ってサービスにいった。
「きみの乗馬にしたらどうだ」
「乗馬はもうこりごりだ」
とサービスはいった。一同は笑ってラマをひきたてた。
一同の遠征はけっしてむだでなかった、かれらは酒の原料や、茶の木を発見し、ヴィクンヤおよびラマを生けどり、飛び弾《だま》の使用法に熟達《じゅくたつ》した。一同が帰ったとき、洞《ほら》の外にひとり遊んでいたコスターはそれを見て、すぐ家の中へ走りいって富士男に知らしたので、富士男はるすいの一同をつれて洞外へむかえでた。たがいに相抱擁《あいほうよう》して万歳の声はしばらくやまなかった。
ちょうどゴルドン一行が不在《ふざい》のあいだに、富士男はかねがね心にかかることがあるので、弟の次郎をひそかによんできいた。
「次郎君、きみはニュージーランドを出てからいつもふさぎこんでるが、なにか気になることがあるのかえ」
「な
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