「こしがぬけた」
一同は笑いながらサービスをたすけおこした。サービスのからだには、なんの異状《いじょう》もなかった。
「だから早く食えばよかった」
とモコウがいった。
いよいよ第二の探検《たんけん》を挙行《きょこう》することになった、第一のときには主として富士男が指揮者《しきしゃ》となったが、こんどは富士男がるす役をして、ゴルドン、ドノバン、バクスター、イルコック、ウエップ、グロース、サービスの七人がゆくことにきめた。
十一月の五日、めいめいこしに短銃《たんじゅう》をさげ、ゴルドン、ドノバン、イルコックの三人は、さらに鳥打ち銃《じゅう》をかたにかけた。一同は火薬を倹約《けんやく》するために、山田先生の遺物《いぶつ》たる飛び弾《だま》を、おもに用うることにした、飛び弾というのは、一すじの縄《なわ》に二つの石をしばりつけ、これを走獣《そうじゅう》に投げつけて、からだや足にからみつける猟具《りょうぐ》である。
時は春である、草は緑に、林のなかには名も知らぬ花が咲きみだれている。一同は富士男らの見送りをうけてだちょうの森を左にして、湖《みずうみ》にそうて北へ北へとすすみ、その日は左
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