めてはならん」
「むろんそうだ」
「そこでわれわれはこの冬ごもりのあいだに、日課《にっか》を定めて勉強したいと思うがどうだろう」
「賛成賛成、ぼくもそれを考えていたところだよ、すぐに実行しよう、それにはなにか方法があるかね」
富士男は一枚の原稿《げんこう》を、ゴルドンの前においた。それには十五少年の学級と、受け持ち教導者《きょうどうしゃ》などがしるされてあった。
[#ここから1字下げ]
十歳組――第一級
次郎(日)
ドール(伊)
コスター(伊)
十一歳組――第二級
善金《ゼンキン》(支)
伊孫《イーソン》(支)
十四歳組――第三級
ウエップ(独)
ガーネット(仏)
サービス(仏)
バクスター(仏)
モコウ(印)
十五歳――第四級
イルコック(独)
ドノバン(米)
グロース(米)
富士男(日)
[#ここで字下げ終わり]
以上十四名とし、第四級員は第三級に教え、第三級員は第二級に教え、第二級員は第一級に教え、順次《じゅんじ》に下級の教導《きょうどう》を受け持つこと。
ゴルドンはつくづくとこの原稿をひらき見て、首をかしげていたがやがてこういった。
「これに
前へ
次へ
全254ページ中73ページ目
小説の先頭へ
文字数選び直し
佐藤 紅緑 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ
登録
ご利用方法
ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング