林におこった。これとほとんど同時に、かれらの耳もとでごうぜんたる銃声がひびいた。ついで、かれらの十八メートルほどはなれた林の中に「アッ」というさけびと、ザラザラと雑草の動く音とがきこえた。
第二の銃声は、ドノバンが第一の銃声のほうにむかってはなったひびきである。ドノバンは一発すると同時に、フハンとともにまっしぐらに後方の林に走った。
「進め! ドノバンをかれらに殺さすな」
イバンスは、ドノバンのあとを追ってさけんだ。他の少年たちも、ただちにこれにつづいた。
ドノバンが大木の下にきてみると、地上に銃をいだいた一個の人間が、息たえだえにたおれている、ドノバンのはなった弾はあやまたず、凶漢《きょうかん》の胸板をつらぬいている。
ドノバンに追いついたイバンスは、
「これはパイクだ、きみの力によって世界からひとりの悪人をのぞくことができた」
といった。
しかし他の凶漢《きょうかん》たちは、どこにすがたをかくしているのだろう。
「諸君、こしを低くして頭をさげろ」
イバンスのさけびがおわらないうちに、一丸がきたって、ひざまずかんとして少しおくれた、サービスのひたいをかすめた。
「傷は?
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