あけしめするすがたを見たので、ふたりの報告を受けとった海蛇《うみへび》は、つぎの日|単身《たんしん》で川ぶちの茂林にひそんで、きみらの動静《どうせい》をさぐった」
「やっぱりそうだったか」
と富士男がいった。
「ぼくらも悪漢どもがこのあたりをうろついているのを知ったのです」
とゴルドンがいった。
「きみらが知ってた?」
とイバンスが小首をかたむけた。
「そうです、ぼくらはたばこのにおいのまだ新しいパイプを発見したのです」
「そうか、どうりで海蛇《うみへび》が、たいせつなものをなくしたと手下どもをどなっていた、ハハハハ」
とイバンスが腹の底から笑った、だがすぐまじめになって、
「海蛇《うみへび》どもは洞のなかのものが、みな年のゆかない子どもばかりの集まりだと知ったのだ、きみらは不用意にも川のふちに出たり、洞の前に立ったりしたからね、悪漢どもは襲撃《しゅうげき》の方法をあれこれと相談した」
「悪魔《あくま》! 人でなし! かれらはこのかれんな子どもたちをどうしようとするのだろう、助けてやろうとは思わないのでしょうか?」
とケートがさけんだ。
「そうです、セルベン号の船長や、あなた
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