緊急《きんきゅう》会議を開いた。まず富士男が口をきった。
「かつてケートおばさんが話されたように、悪漢どもの船は航海にたえないほど、大破損《だいはそん》はしていない、それなのにかれらはいまだに立ち去るようすもなく島をうろついている。これはなにか理由がなければならない。船を修復《しゅうふく》する器具がないことも理由の一つかもしれないが、もっと重大な理由がひそんでいるように思われる。ぼくは空中から連盟島の東のほう、島からあまり離《はな》れていないところに、一大陸地のあることを知った、連盟島はまったくの孤島《ことう》でなく、東方の大陸かあるいは群島を有する一無人島なんだ、悪漢どもはそれを知っているのだ、これがかれらを島におちつかせている大きな理由だと思う」
「じゃ、失望湾で見た沖の白点はやっぱり島だったのですか?」
とモコウがいった。
「そうだ、あるいは大陸かもしれない」
「ぼくらはまた救《すく》われる希望があたえられた」
とサービスが目をかがやかしていった。
「ぼくは探検《たんけん》にでかけよう!」
とドノバンがいった。
一同は悪漢のことも忘れて、新しい発見に昂奮《こうふん》した。
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