》した。
ポカリと川霧を破ってボートがあらわれた。
「万歳《ばんざい》!」
と川岸の四人がさけんだ。
モコウのたくみな操縦《そうじゅう》でボートが岸についた。
「お帰り!」
とゴルドンが富士男の手をにぎった。
「兄さん、ああ肩に血が?」
と次郎がさけんだ。
「ああ、なんでもないよ」
「次郎君、その傷《きず》は僕の一命を救ってくれた尊《とうと》い血なんだ、ぼくはみなに心配をかけた、すまない、ゆるしてくれたまえ」
とドノバンが頭をたれた。
「ぼくらをゆるしてくれたまえ」
とグロース、ウエップ、イルコックが同時にさけんだ。
わずか数日のあいだの分離に、かれらの顔はいたましくやつれ、衣服は破れよごれている、雨に打たれ、風にさいなまれ、恐怖《きょうふ》と不安の艱苦《かんく》をなめたのだ。こう思うとゴルドンは四人がいとしかった。
「ゆるすもゆるさんもないよ、ぼくらがあまり仲がいいので、悪魔がちょっといたずらをしたのだ、ぼくらはいま完全に一致した、以前に倍した和合協力《わごうきょうりょく》をもって敵にあたろう」
とゴルドンの手をとった。
新しい感激《かんげき》の涙が、四人のほおを
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