である。洞門の前の小岩にこしをかけて、一同の嬉々《きき》とするさまを見まもっていたゴルドンは、ニッコリして富士男にいった。
「あの元気いっぱいさはどうだ、みんなうれしそうだね」
「だが、ドノバンらがいないのはどうしたんだろう?」
富士男はさっきからさがしているのだったが、ドノバン、グロース、ウエップ、イルコックの四人のすがたはどこにも見あたらなかった。
「みなが楽しそうに遊んでいるのに、四人をのけものにしては悪い、よんでこよう」
と富士男が立ちあがった。
「ぼくもゆこう」
ふたりは洞穴のなかにはいった。室のすみに頭をあつめて、なにごとか相談にふけっていた四人は、ふたりの足音におどろいて話をやめた。
「ドノバン君! 室のなかにいないで、外へ出て遊ぼうじゃないか」と富士男がいった。
「いやだ!」
とドノバンがいった。
「なぜだい」
とゴルドンがいった。
「なぜでもいいよ。ぼくらはここにいたほうがおもしろいんだ。ね、諸君」
こういって、ドノバンは三人と顔をあわしてニヤリと笑った。
「そうか」
とふたりは室を出た。
輪《わ》投げの事件があってから、ドノバンの富士男に対する態度《た
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