はウエップとイルコックのふたりとともに毎日小鳥がりをつづけた。
ゴルドンはみずから主となってだちょうの森へいってまきを採伐《さいばつ》し、二頭のラマをつかって運搬《うんぱん》をしたので、六ヵ月分以上のまきの貯蓄ができた。
このあいだにもゴルドンは例の日課の勉強だけは一度も休まなかった、一週に二度の討論会《とうろんかい》もつづけた。討論会ではいつもドノバンが能弁《のうべん》をふるって一同をけむにまいた。
ある日、四月二十五日の午後、少年連盟の上にとりかえしのつかぬ不詳《ふしょう》の事件がおこった。それはほんのささいな輪《わ》投げの遊戯からの衝突《しょうとつ》である。
輪投げというのは平地の上に二本の棒を立て、一定の距離《きょり》をとってこの棒にはまるように木製の輪を投げるのである。
リーグ戦の一方は富士男、バクスター、サービス、ガーネットの一隊で、一方はドノバン、ウエップ、イルコック、グロースの四人である。
最初は合計七点で富士男組が勝った、つぎは六点でドノバン組が勝った。最後の決勝! それこそきょうの晴れの勝負である。幼年組が熱中するにつれて年長組もだんだん昂奮《こうふん》
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