仁三郎の瀧、萬五郎の瀧、龍化《りゆうげ》の瀧等、觀るべきものであるが、わざと觀ないで濟ませたのは、いくら夏の日の瀧見でも、重複は暑苦しいからと、華嚴に敬意を表して、今度の秋の紅葉の頃の樂みに殘したのであつた。



底本:「現代日本紀行文学全集 東日本編」ほるぷ出版
   1976(昭和51)年8月1日初版発行
初出:「東京日日新聞」
   1927(昭和2)年8月1〜8日
入力:林 幸雄
校正:松永正敏
2004年5月1日作成
青空文庫作成ファイル:
このファイルは、インターネットの図書館、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で作られました。入力、校正、制作にあたったのは、ボランティアの皆さんです。
前へ 終わり
全36ページ中36ページ目


小説の先頭へ
文字数選び直し
幸田 露伴 の一覧に戻る
作家の選択に戻る
◆作家・作品検索◆
トップページ 登録 ご利用方法 ログイン
携帯用掲示板レンタル
携帯キャッシング