す。章末に句有り、曰く、

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生《せい》は乃《すなわ》ち 周《しゅう》の容刀《たまのさや》。
生は乃ち 魯《ろ》の※[#「王+與」、第3水準1−88−33]※[#「王+番」、第4水準2−81−1]《よきたま》。
道|真《しん》なれば 器《き》乃ち貴し、
爰《なん》ぞ須《もち》ゐん 空言を用ゐるを。
孳々《じじ》として 務めて践形《せんけい》し、
負《そむ》く勿《なか》れ 七尺の身に。
敬義 以《もっ》て衣《い》と為《な》し、
忠信 以て冠《かん》と為し、
慈仁 以て佩《はい》と為し、
廉知《れんち》 以て※[#「般/革」、UCS−97B6、374−5]《かわおび》と為し、
特《ひと》り立つて 千古を睨《にら》まば、
万象 昭《あき》らかにして昏《くら》き無からむ。
此《この》意《こころ》 竟《つい》に誰《たれ》か知らん、
爾《なんじ》が為《ため》に 言《ことば》諄諄《じゅんじゅん》たり。
徒《いたずら》に 強《しいて》聒《ものい》ふと謂《おも》ふ勿《なか》れ、
一一 宜《よろ》しく紳《しん》に書《しょ》すべし。
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 孝孺|後《のち》に至り
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