く、

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須《すべか》らく知るべし 九仭《きゅうじん》の山も、
功 或《あるい》は 一|簣《き》に少《か》くるを。
学は 貴ぶ 日に随《したが》つて新《あらた》なるを、
慎んで 中道に廃する勿《なか》れ。
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其十に曰く、

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羣経《ぐんけい》 明訓《めいくん》 耿《こう》たり、
白日 青天に麗《かか》る。
苟《いやしく》も徒《ただ》に 文辞に溺《おぼ》れなば、
蛍※[#「火+爵」、UCS−721D、370−6]《けいしゃく》 妍《けん》を争はんと欲するなり。
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其十一に曰く、

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姫《き》も 孔《こう》も 亦|何人《なんぴと》ぞや、
顔面 了《つい》に異《こと》ならじ。
肯《あえ》て 盆※[#「央/皿」、第3水準1−88−73]《ぼんおう》の中《うち》に墮《だ》せんや、
当《まさ》に 瑚※[#「王+連」、第3水準1−88−24]《これん》の器《き》となるべし。
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其終章に曰く、

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明年 二三月、
羅山《らざん》 花 正《
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