ちゅう》に陶詩《とうし》を読むの作あり、中《うち》に淵明を学べる者を評して、

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応物《おうぶつ》は趣《おもむき》 頗《すこぶる》合《がっ》し、
子瞻《しせん》は 才 当るに足る。
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と韋《い》、蘇《そ》の二士を挙げ、其《その》他《た》の模倣者《もほうしゃ》を、

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里婦《りふ》 西《せい》が顰《ひそみ》に効《なら》ふ、
咲《わら》ふ可し 醜《しゅう》愈《いよいよ》張る。
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と冷笑し、又|公暇《こうか》に王維《おうい》、孟浩然《もうこうぜん》、韋応物《いおうぶつ》、柳子厚《りゅうしこう》の詩を読みて、四|子《し》を賛する詩を為《な》せる如き、其の好む所の主とするところありて泛濫《へんらん》ならざるを示せり。当時の詩人に於ては、高啓《こうけい》を重んじ、交情また親しきものありしは、|奉[#レ]答[#二]高季迪[#一]《こうきてきにこたえたてまつる》、|寄[#二]高編脩[#一]《こうへんしゅうによす》、|賀[#二]高啓生[#一レ]子《こうけいのこをうめるをがす》、|訪[#二]高啓鍾山寓舎[#一]
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