るを知り、植立《しょくりつ》して大に罵《ののし》る。衆|其《その》歯を抉《けっ》す。且《かつ》抉せられて且《かつ》罵り、血を含んで直《ただち》に御袍《ぎょほう》に※[#「口+饌のつくり」、第4水準2−4−37]《ふ》く。乃《すなわ》ち命じて其《その》皮を剥《は》ぎ、長安門《ちょうあんもん》に繋《つな》ぎ、骨肉を砕磔《さいたく》す。清帝の夢に入って剣を執って追いて御座を繞《めぐ》る。帝|覚《さ》めて、清の族を赤《せき》し郷《きょう》を籍《せき》す。村里も墟《きょ》となるに至る。
 戸部侍郎《こぶじろう》卓敬《たくけい》執《とら》えらる。帝曰く、爾《なんじ》前日諸王を裁抑《さいよく》す、今|復《また》我に臣たらざらんかと。敬曰く、先帝|若《も》し敬が言に依《よ》りたまわば、殿下|豈《あに》此《ここ》に至るを得たまわんやと。帝怒りて之を殺さんと欲す。而《しか》も其《その》才を憐《あわれ》みて獄に繋《つな》ぎ、諷《ふう》するに管仲《かんちゅう》・魏徴《ぎちょう》の事を以《もっ》てす。帝の意《こころ》、敬を用いんとする也《なり》。敬たゞ涕泣《ていきゅう》して可《き》かず。帝|猶《なお》殺すに忍び
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