ょく》に幸《みゆき》して、後挙を為さんことを請う。時に斉泰《せいたい》は広徳《こうとく》に奔《はし》り、黄子澄は蘇州《そしゅう》に奔り、徴兵を促《うなが》す。蓋《けだ》し二人皆実務の才にあらず、兵を得る無し。子澄は海に航して兵を外洋に徴《め》さんとして果《はた》さず。燕将|劉保《りゅうほ》、華聚《かしゅう》等《ら》、終《つい》に朝陽門《ちょうようもん》に至り、備《そなえ》無きを覘《うかが》いて還りて報ず。燕王|大《おおい》に喜び、兵を整えて進む。金川門《きんせんもん》に至る。谷王《こくおう》※[#「木+惠」、UCS−6A5E、337−8]《けい》と李景隆《りけいりゅう》と、金川門を守る。燕兵至るに及んで、遂《つい》に門を開いて降る。魏国公《ぎこくこう》徐輝祖《じょきそ》屈せず、師を率いて迎え戦う。克《か》つ能《あた》わず。朝廷文武皆|倶《とも》に降って燕王を迎う。


 史を按《あん》じて兵馬の事を記す、筆墨も亦《また》倦《う》みたり。燕王《えんおう》事を挙げてより四年、遂《つい》に其《その》志を得たり。天意か、人望か、数《すう》か、勢《いきおい》か、将又《はたまた》理の応《まさ》に然
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